にゃちょなぞ欠片もないお話です…。
リハビリ、リハビリですよ！しばらく書いていなかったので、前々から考えていたことをちょっと形にしてみたくて。
本当はとうらぶホラーテイストに書きたかったんですけど、長い話を書くより短くさらっと書きたかったので、メッチャ短編になりましたね！というかとうらぶホラー方面のはやまんばぎりさんメインじゃなくて別のね、夢要素のあるオリキャラ審神者さんメインのお話になっちゃうのでね、自重しました。


さておき今回のお話ですが、いわゆる刀さに小説による刀さに子供とかなんかそういう系のあれについてなんですけど、あくまで個人的に考えてなんですけど、絶対刀剣男士と審神者の間に子供なんて生まれるわけねぇわな、と思うのです。
小説として否定はしませんが、成り立ちとしては有りえないことだと思うので。あっちはあっち、こっちはこっちってことです。
まぁだって、子供って遺伝子の掛け合わせなわけですやん？刀剣男士の本体は刀ですからね。本質は動物ではなく道具なので、遺伝子があるわけないんですよね。
異類婚姻譚って知ってます？あれも動物と人の話であって、道具と交わるお話なんてないんですよ。
刀剣男士は付喪神。神は神でも、動植物、あるいは精霊を起源とする神ではなくて、無機物を起源とする神様ですので、人の形をしていても子を作る機能は存在しないと思っています。
精液らしきものがあっても、あれは霊力の塊であって、そこに種はない。女体化した刀剣男士に至っても、卵子はないので生理とかもないと思ってます。子供をつくる機能っていうのは一切存在しない。刀なので。道具なので。人と情を交わしても、そこに命は宿らない。
そもそもとうらぶにおける付喪神は100年以上人に愛されたから生まれたものなので…仮に遺伝子の掛け合わせじゃなくて霊力の掛け合わせで何かができても、媒体がなければ消えるでしょうし。赤ん坊はできませんよ。卵子だけで子供は作れないでしょ？
掛け合わせた霊力を何か道具に押し込めれば、付喪神の元はできるのかもしれませんが、それでも付喪神が生まれる条件は100年以上時間を経た器物なので…まぁまず審神者が目にすることはできないでしょうねぇ。いや、未来の科学力なら100年以上生きていられるか？でもそもそも100年以上戦争が続くのも嫌なので、そうなると多分付喪神を見る能力はないだろうから夫も子供も見れないままでしょうね。
大半の審神者は、政府のサポートなしに付喪神を見ることや顕現させることはできないと思うので。じゃなかったら現世で大量の付喪神みちゃってることになるじゃん？
あの空間で、政府のサポート…「刀剣男士」というシステムがあるからこその「審神者」という職業だと思いますのでね。


ここまで個人的考えという名の世界観！
ここからは問題の本丸の人物紹介だよ！


やんわりとぶっとい釘を刺した山姥切長義さん
　巷に蔓延る噂話を両断しちゃう系の夢も希望もない切れ味の鋭さ。本丸の警備状況だとか審神者さんの戦争への意識とか刀剣男士への認識とか生温い環境に一石を投じてみせた。どうしてこんな話をしたか？俺が配属された本丸で化け物なんて生まれさせるわけにはいかないからね！恋をするのは自由だけど思い込みで突っ走るのはおススメしないし、突っ走った結果人の子を悲しませるのも本意ではない。刀剣男士と人の子は違うんだよ、という優しさ故にぶった切った系化け物切りさん。審神者ちゃんが夢見た相手？さて。どこの猫系男士だろうねぇ。

ぶっとい釘を更に打ち付けた髭切さん
　え？審神者って僕たちと人の子を同一視してるの？面白いねー！でもそれはそれとして化け物になっちゃったら責任は取らなくちゃね。大丈夫、化け物は切っちゃうし、化け物になっても切ってあげるよ！刀として刀剣男士として付喪神として、完璧な回答をしてみせた。人の子の情緒はわかるけどそれとこれとは別だよねって個体。一応踏み外す前に止めて見せるぐらいにはちゃんと情はある。止まらなかった場合はお察し。

打ち付けた釘をそっと支えた膝丸さん
　ちょっと考えたらずだなぁ、と思っているし兄者も山姥切も善意かつ間違ったことは一つも言っていないのでやんわりと留めを刺す系男士。化け物を孕んじゃったら審神者が壊れちゃうので、とりあえず夢見ることはお止めなさい、と伝えたつもり。審神者を主ときちんと慕っているので、心が病んでしまうのは避けたいのです。一応恋心とか諸々わかっているので、可哀想だなぁと同情してる。それはそれとして刀剣男士は恋愛対象におススメしないので、追撃の手は緩めない。無機物はやめるのだ、主！

ぶっとい釘が刺されるのを見守った今剣さん

短刀なのでね。主を守るための道は誤らないし、誤らせない。この身を呈してあなたを守るために、これは必要なことなのです。そろそろなんとかしないとなーと思っていたらいい感じに新入りが釘を刺そうとしていたので便乗した。恋する主は可愛いし、できれば叶えてあげたいけど、それでも世の中には向き不向きがあるわけで。刀剣男士なんて人の子には無理ですよ、と現実的に主を止めたい本丸内最古参の内の一振り。あなたには真っ当に幸せになって欲しいので。不埒な輩はパイセンにより一蹴されます。

周りが人ではないことを自覚させられた審神者ちゃん

自本丸の刀剣男士に恋をしていた。恋する乙女らしく相手との結婚とか子供とか将来のことを考えてみたら、なんか知らんが地雷を踏み抜いたらしい。淡々と正気の沙汰じゃねぇ扱いされて戦々恐々。刀剣男士を人とほぼ同じように見てたけど今回の件で「あ、この人たち人間じゃねぇわ」と実感する。多分多くの審神者がこの感覚を忘れがち。人の形をした兵器であることをお忘れなく。この後の恋の行方は不明。